ABOUT STILL CARAVAN


MC Bisco


1981年生まれ。千葉出身。2000年より『神隠し』として都内を中心に精力的に活動後、拠点を地元千葉に移し、自主制作ミニアルバムを二つ制作するなどして、多大な評価を受ける。メンバーは当初MC3人とDJ R Mastardのユニットであったが、より純粋なHipHopを目指すため2MCに変更ののち、「神隠し」は現在活動を休止中であり、復活が望まれている。特に孤高のDJ R Mastardとの間に繰り出されるOldiesな質感と類稀なるScratchとの和合はMiddle School Hiphopを彷彿させる暖かいGrooveに包まれ、何よりもFlowを伝えるlyricは、Disを中心とする現代のRap流れと一線を画し、詩的な韻律に包まれていることで知られている。 2005年より、Jazzyな生バンドとElectronica的アプローチの融合をHipHopに昇華させようと企むTrack Makerの東と出会い、Main RapとしてStill Caravanに参加し、以後現在に至る。

MC Azu


  1985年生まれ。神戸を出身とするが、5歳から20歳までをアメリカで過ごし、20歳で日本の大学に転校、日本での生活が始まる。父は日本人、母はアメリカ人であり、母の影響により幼少からミュージカルに参加することから音楽活動を始める。中学ではBye Bye Birdieというミュージカル、高校ではAnnie Get Your Gun、Little Shop Of HorrorsというChorus Classミュージカルに参加するなど、経験を積むと同時に深く、地の底から響き渡る歌唱力の秘めた才能に芽を出し始め、多くのステージを成功させてきた。当時からHipHopに興味を持ち始め、近くに環境のない状況の中、独自に韻律を組み立てRapに対してのアプローチを模索し続け、新たな進化を遂げている。日本に来てからは大学のJazz研究会にVocalとして参加し、そのサークルにGuitarをしていたTrack Makerの東と交友を深め、Still Caravanに参加することになる。フランク・シナトラを中心とするジャズボーカルやアンドレア・ボッチェリなどのオペラに極めて強い影響を受け、現在Big Bandのジャズボーカルとして、またモデルとしても活躍中。
好きな食べ物はドラ焼き

Sound Design & Making Beats 東


  1984年生まれ。千葉出身。幼少の頃からクラッシックを中心とする音楽に親しみ、ピアノやギターなどの楽器に触れて育つも本格的な活動は高校でのバンドが始まりであった。Heavy Rockを中心とするバンドでの曲制作、ライブに明け暮れ、4つほどバンドを変遷するが、同時に音色、質感の点でバンドのサウンドに限界を感じ始め、Digital Musicに接近する。20歳の頃、録音・制作Studio Sound Denaliを経営、MC=Apani のアルバム『Story 2 Tell』に唯一日本人として『No Matter』を提供するなど敏腕な音楽家である、笠井氏に出会い1年ほど音楽全般における師事を受けたことが、大きな転換期となる。 22歳でPost Rock・Electronicaユニット「Batt」において初めて制作した曲『Blow』が、ニューヨークのSegment Recordのコンピレーション・アルバム『Birds for the People』に選ばれ、スケートボードのドキュメンタリー映画『Rip City』のSound Trackに使われるなど、海外からの評価を受ける。その後、枠組みに捉われない音楽の基盤をHipHopのBeatに見出し、東京で活躍中の多くの前衛的Musicianとのセッションの末、Still Caravanを結成させ、現在に至る。
























photos by Yoshiyuuki